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42.195km----------Honoluluへの道(2) [旅]

さて、レースはエントリーしたが問題は山積み。


なにしろ電車や車で気軽に行ける所ではない。


途方もない距離と、いきた英語がそこにはあった。




ホノルルにはアメリカ人の友達が居るが、おんぶにだっこで居られるわけはない。


先ずは宿探しからだ。




ネットで検索すると、ワイキキで1泊110ドル辺りが目立つ中で1泊75ドルと格安ホテルを見つけた。


もちろんベッドとキッチンのみの部屋だが、観光目的ではないのでこれで十分だった。


英語がほとんど話せないので、メールでコンタクトを取ることにした。


ホームページには、日本語でOK!・・と書いてある。


ラッキー!と、日本語で送信!


返信メールには一言






english please !!






たったこれだけ。



これがアメリカ人か、と思いながら箇条書きの英語で再送!


が!・・すでにマラソン前後の予約はいっぱい。




その後も10件ほどの問い合わせをしたが、高額な部屋しか残ってはいなかった。




部屋探しと並行して航空機と特急列車の手配も進めた。


インターネットとは便利なもので、夜中でも自分の部屋でチケットが買える。


通路側の座席で後ろに席がない場所をとれた。


後ろに気兼ねなくシートを倒せる所とすぐにトイレに立てる所。


自分の中での、座席選びの基本




一方の部屋探しは頓挫したまま、時間だけが過ぎて行った。






そんな中、地方のイベントに行った帰りの高速道路。



1本の国際電話が鳴った。





『いつ来る?』


『部屋は決まったの?』


『部屋が空いているから家に来なよ!』




あぁ!何というタイミング。


それはホノルルの友達からの救いの手だった。



彼が日本でステイした時に色々と協力した事が今、帰って来た。


変な意味ではなく、何気ない親切は身を助けるものだなぁ。


10月下旬の夜、高速道路わきでふと熱いものがこみ上げた。



DSC07440.JPG



かくして、ホノルルまでの道は繋がっていった。



パスポートと少しのお金、そして友達の住所を記したメモを持って。



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--------------------つづく--------------------






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