第67回 富士登山競走 山頂コース4年目 [RUN]
いま更だが、この年の記事を書き忘れていたので思い出しながら書いておこう。
山頂コース4年目。
去年、3度目の正直で念願の時間内完走出来たので少々安心していた。
今思えば、慢心のレースだった。
前の晩に富士吉田入りをして温泉で汗を流し、近くの「なか卯」ではいからうどんを食べて鐘山の臨時駐車場へ車を停めた。
22時頃だろうか、床に着き吸い込まれるように寝てしまった。
翌朝は十分に睡眠がとれて頭の中はスッキリ!
身支度を済ませシャトルバスで会場入り。
スタートまでにアップとトイレ。
そしてスタートの号砲!2回目の時間内完走へ向けて走りだした。
市街地を抜け木蔭に入って給水。全ては順調に進んでいった。
途中、いつも動画を撮ってYouTubeにアップしている人も見た。
そして第一の目標、馬返し。
ここを1時間以内の通過予定だったが、感覚として1時間5分位と思って時計を見た!
1時間10分19秒・・・!
すべては順調のはずが、かなり出遅れた!
その先の山道は言うまでも無い、頻繁に渋滞に巻き込まれ5合目関門手前では中々進まず渋滞というより停滞。
佐藤小屋を通過したのは、2時間13分54秒・・・
最悪である。
ここの目標は2時間5分以内だったのに。
焦りが足に来たのはこの後すぐ。
それでもなんとか4時間②9分ぎりぎりでのゴールシーンを思いながら坦々と登って行き、時には走って行った。
八合目関門手前、あと1分!との声が聞えてぼやけた頭がシャキッと目を覚ます。
ここで終わりかもしれない!と思うと同時に全身をバネの様に弾ませ走った・・・・・。
3時間59分23秒
ぎりぎりの関門通過。
しかしここからが砂礫のつづれ折り。
照りつける日差しと風で中々前に進む気力が起きない。
ただ見上げると山頂はもうすぐそこに見える、本能的に登って行くしかなかった。
9合目の鳥居を見たところで4時間30分・・・・・
思わず「終わった~」と叫んでしまった。
実際はあまり声にならなかったと思う。
手はパンパンに膨れてもう悔しがる拳も握れない。
それでも頂上を目指して坦々と歩を進めた。
4時間43分40秒
静まり返ったフィニッシュをした。
時間内完走した選手がまだ記念写真を撮っていた。
完走を確信していた自分が情けなく恥ずかしく、コーラを飲みほしたら逃げるように下山道へと向かった。
そしてこの年の夏は終わったのだ。
順調だったはずの計画も日々の練習もすべて、時間内完走したんだという慢心があったと思う。
振り返れば。。。人生の中でいったい何回繰り返せば良いんだと言うほどコイツ、慢心は登場しやがる。
イイ気になっているといきなり頭からバチーンと地面に叩きつけられるのだ。
それをシンプルに分かりやすく教えてくれるこのレースが、やはり好きだ。
体が動くまで挑戦し続けるんだと思う、タブン。
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山頂コース4年目。
去年、3度目の正直で念願の時間内完走出来たので少々安心していた。
今思えば、慢心のレースだった。
前の晩に富士吉田入りをして温泉で汗を流し、近くの「なか卯」ではいからうどんを食べて鐘山の臨時駐車場へ車を停めた。
22時頃だろうか、床に着き吸い込まれるように寝てしまった。
翌朝は十分に睡眠がとれて頭の中はスッキリ!
身支度を済ませシャトルバスで会場入り。
スタートまでにアップとトイレ。
そしてスタートの号砲!2回目の時間内完走へ向けて走りだした。
市街地を抜け木蔭に入って給水。全ては順調に進んでいった。
途中、いつも動画を撮ってYouTubeにアップしている人も見た。
そして第一の目標、馬返し。
ここを1時間以内の通過予定だったが、感覚として1時間5分位と思って時計を見た!
1時間10分19秒・・・!
すべては順調のはずが、かなり出遅れた!
その先の山道は言うまでも無い、頻繁に渋滞に巻き込まれ5合目関門手前では中々進まず渋滞というより停滞。
佐藤小屋を通過したのは、2時間13分54秒・・・
最悪である。
ここの目標は2時間5分以内だったのに。
焦りが足に来たのはこの後すぐ。
それでもなんとか4時間②9分ぎりぎりでのゴールシーンを思いながら坦々と登って行き、時には走って行った。
八合目関門手前、あと1分!との声が聞えてぼやけた頭がシャキッと目を覚ます。
ここで終わりかもしれない!と思うと同時に全身をバネの様に弾ませ走った・・・・・。
3時間59分23秒
ぎりぎりの関門通過。
しかしここからが砂礫のつづれ折り。
照りつける日差しと風で中々前に進む気力が起きない。
ただ見上げると山頂はもうすぐそこに見える、本能的に登って行くしかなかった。
9合目の鳥居を見たところで4時間30分・・・・・
思わず「終わった~」と叫んでしまった。
実際はあまり声にならなかったと思う。
手はパンパンに膨れてもう悔しがる拳も握れない。
それでも頂上を目指して坦々と歩を進めた。
4時間43分40秒
静まり返ったフィニッシュをした。
時間内完走した選手がまだ記念写真を撮っていた。
完走を確信していた自分が情けなく恥ずかしく、コーラを飲みほしたら逃げるように下山道へと向かった。
そしてこの年の夏は終わったのだ。
順調だったはずの計画も日々の練習もすべて、時間内完走したんだという慢心があったと思う。
振り返れば。。。人生の中でいったい何回繰り返せば良いんだと言うほどコイツ、慢心は登場しやがる。
イイ気になっているといきなり頭からバチーンと地面に叩きつけられるのだ。
それをシンプルに分かりやすく教えてくれるこのレースが、やはり好きだ。
体が動くまで挑戦し続けるんだと思う、タブン。
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