富士登山競走・・山頂コース2年目 [RUN]
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富士登山競走を走破するのに3年かかったへタレオヤジの記録、第2回です。
この先、挑戦しようと思っている人や時間切れで悔し涙をのんだ人の参考になればと思います。
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前回の敗北感を噛みしめながら過ごした1年。
2012年!やっとリベンジの舞台、富士山に帰って来た。
ここまでの半年間、寝不足が続き少々不安ではあった。
---------- 朝 --------------
再び車中泊で朝を迎え、朝食のおにぎりとあんぱん。
湘南国際マラソンを走った時に沿道からあんぱんをもらった事がきっかけで、
マラソンにはあんぱんが合う!と勝手に思うようになった。
トイレと歯磨きを済ませスタート会場へ。
----------- スタートから馬返し -------------
エイエイ、オー!!
そして2度目の山頂コースはスタートした。
スタートしてすぐ、ある後悔に気付く。
給水用にとスポーツドリンク500mlのペットボトルを襷掛けに背負っていた。
去年は気にならなかったが、今年はやけに重い。
それが気になって思うようにぺースが定まらない。
そこで中身を捨ててしまえば良かったのかもしれない。
だが、山に物は捨てられない!と、飲みながら走った。
結果として、馬返しまで何回か歩いてしまった。
1時間08分25秒
去年よりも2分遅い!
-------------- 5合目まで -------------------
少し焦りながらも5合目を目指した。
そこで、腰から後頭部位まである本格的な登山リュックを背負ったランナーに追い越された。
去年も8合目付近で追い越されて、ついて行けなかった。
あの人に引っ張ってもらおう・・・そうして森の中で登山リュックを追い続けた。
が!5合目関門の手前で渋滞となり暫く休憩・・・・泣きそう!
初参戦のランナーが聴いて来た。「このペースで間に合うんですかね~」と。
「上まで歩かなければ間に合うよ」それは自分自身に言い聞かせる言葉でもあった。
その後、5合目関門を通過したのは2時間15分34秒
自分の中ではかなりギリギリなタイムだった。
--------------- 8合目まで -----------------
とにかく8合目関門までがむしゃらに登った。
途中で視界が黄色に見えるようになったが体調の変化は感じられなかった。
そしてまたもやあの声がした。
「あと1分~~!!」
見上げると、関門までまだ距離がある。
1分であそこまでは無理・・・・今年は8合目敗退なのか・・・
悔しさがこみ上げて来て、走り始めていた!
ちくしょー!ちくしょー!
何度も怒鳴りながら。でも、かすれていて声にならない。
8合目関門通過タイム、3時間59分11秒・・・・・・・!
締め切りまであと49秒のところで通過。
首の皮1枚とはこの事か・・・
----------------- 山頂まで ---------------------
さっきまでは泣きそうだったのに関門通過で、今度はおかしくも無いのに笑いが止まらなかった。
相変わらず世の中は黄色に染まっていたが、だんだんとオレンジ色に見えて来た。
いま思い起こせば、ふらふらと階段を登って行く自分を俯瞰視していた様に思う。
何とも不思議な体験だった。
頂上からの声援を聞きながら、ひとつめの鳥居をくぐった。
くぐった・・・・
しばらくして、声援は拍手に変わった様に聞えた。
時計を見ると4時間30分
終わったのだ・・今年も間に合わなかった・・・・
頂上に着いた時間は、4時間31分48秒
約2分遅い・・・!そうか、馬返しまでの遅れか。
頂上では集合写真を~~~と呼びかけがあり嬉しくないけどバンザイしてみた。
その写真がなんと!オフィシャルHPのトップ画像になった。
(富士登山競走ホームページより)
嬉しくなくても笑ってバンザイしている無様な姿が晒されてしまった。
---------------------------
富士山の偉大さと、ちっぽけな自分を感じながら下山した。
勝つまでやめないからな!と誓いながらね。
3年目へつづく・・・
マラソン・ジョギング ブログランキングへ
------------- おまけ --------------
富士山火口の図
富士登山競走を走破するのに3年かかったへタレオヤジの記録、第2回です。
この先、挑戦しようと思っている人や時間切れで悔し涙をのんだ人の参考になればと思います。
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前回の敗北感を噛みしめながら過ごした1年。
2012年!やっとリベンジの舞台、富士山に帰って来た。
ここまでの半年間、寝不足が続き少々不安ではあった。
---------- 朝 --------------
再び車中泊で朝を迎え、朝食のおにぎりとあんぱん。
湘南国際マラソンを走った時に沿道からあんぱんをもらった事がきっかけで、
マラソンにはあんぱんが合う!と勝手に思うようになった。
トイレと歯磨きを済ませスタート会場へ。
----------- スタートから馬返し -------------
エイエイ、オー!!
そして2度目の山頂コースはスタートした。
スタートしてすぐ、ある後悔に気付く。
給水用にとスポーツドリンク500mlのペットボトルを襷掛けに背負っていた。
去年は気にならなかったが、今年はやけに重い。
それが気になって思うようにぺースが定まらない。
そこで中身を捨ててしまえば良かったのかもしれない。
だが、山に物は捨てられない!と、飲みながら走った。
結果として、馬返しまで何回か歩いてしまった。
1時間08分25秒
去年よりも2分遅い!
-------------- 5合目まで -------------------
少し焦りながらも5合目を目指した。
そこで、腰から後頭部位まである本格的な登山リュックを背負ったランナーに追い越された。
去年も8合目付近で追い越されて、ついて行けなかった。
あの人に引っ張ってもらおう・・・そうして森の中で登山リュックを追い続けた。
が!5合目関門の手前で渋滞となり暫く休憩・・・・泣きそう!
初参戦のランナーが聴いて来た。「このペースで間に合うんですかね~」と。
「上まで歩かなければ間に合うよ」それは自分自身に言い聞かせる言葉でもあった。
その後、5合目関門を通過したのは2時間15分34秒
自分の中ではかなりギリギリなタイムだった。
--------------- 8合目まで -----------------
とにかく8合目関門までがむしゃらに登った。
途中で視界が黄色に見えるようになったが体調の変化は感じられなかった。
そしてまたもやあの声がした。
「あと1分~~!!」
見上げると、関門までまだ距離がある。
1分であそこまでは無理・・・・今年は8合目敗退なのか・・・
悔しさがこみ上げて来て、走り始めていた!
ちくしょー!ちくしょー!
何度も怒鳴りながら。でも、かすれていて声にならない。
8合目関門通過タイム、3時間59分11秒・・・・・・・!
締め切りまであと49秒のところで通過。
首の皮1枚とはこの事か・・・
----------------- 山頂まで ---------------------
さっきまでは泣きそうだったのに関門通過で、今度はおかしくも無いのに笑いが止まらなかった。
相変わらず世の中は黄色に染まっていたが、だんだんとオレンジ色に見えて来た。
いま思い起こせば、ふらふらと階段を登って行く自分を俯瞰視していた様に思う。
何とも不思議な体験だった。
頂上からの声援を聞きながら、ひとつめの鳥居をくぐった。
くぐった・・・・
しばらくして、声援は拍手に変わった様に聞えた。
時計を見ると4時間30分
終わったのだ・・今年も間に合わなかった・・・・
頂上に着いた時間は、4時間31分48秒
約2分遅い・・・!そうか、馬返しまでの遅れか。
頂上では集合写真を~~~と呼びかけがあり嬉しくないけどバンザイしてみた。
その写真がなんと!オフィシャルHPのトップ画像になった。
(富士登山競走ホームページより)
嬉しくなくても笑ってバンザイしている無様な姿が晒されてしまった。
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富士山の偉大さと、ちっぽけな自分を感じながら下山した。
勝つまでやめないからな!と誓いながらね。
3年目へつづく・・・
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------------- おまけ --------------
富士山火口の図
2014-03-25 22:40
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