富士登山競走・・山頂コース3年目 [RUN]
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富士登山競走を走破するのに3年かかったへタレオヤジの記録、第3回です。
この先、挑戦しようと思っている人や時間切れで悔し涙をのんだ人の参考になればと思います。
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三度目の正直!負けっぱなしじゃ終われない。
2013年、富士山が世界遺産に登録されてしまった・・
喜ばしい事ではあるが、登山客が押し寄せて混雑するのでは?
と、ランナー側の勝手な言い分が頭をよぎった。
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いつものように車中泊。朝食にトイレ歯磨き。
サクサクと準備を進める。もう慣れた手際良さ。笑
隣の車の人が米を研ぎ炊飯を始めた。
「これからですか?」 思わず聞いた。
「うん、5合目コースだから」
富士山は初めてというその人は完走できたのだろうか?
------------------ スタートから馬返し ----------------------
なんとなく緊張していたのか、スタート前の写真を撮り忘れた!
そしてスタート!恒例の掛け声、この年はタニマリさん!
エイエィ・・・がんばるゾー!????
あれれ・・・タニマリ!そこはエイエイオー!でお願いしたかった。
拍子抜けでスタートした3回目の挑戦!
今回の作戦はこうだ!
とにかく馬返しまでは走り続ける。通過タイムは1時間以内を目標に!
給水は必ずとる。
前回の失敗から身軽にするため、空のペットボトルにスポーツドリンク粉末を入れて背負って登る。
結果、1時間07分42秒
かなり焦った!
----------------- 五合目まで -------------------
5合目までの目標タイムは2時間以内。
山道は坦々と早歩き、坂が緩やかな所は必ず走る。
人の後は付いて行かないで、険しい道でも空いていればそこを進む。
その結果5合目通過タイムは、2時間09分47秒
なんとなく取り戻した感があった・・が、ここで安心しない事。
5合目の給水で、ペットボトルに半分だけ水を入れてもらう。
軽くするため、満タンにせず給水所ごとでこれを繰り返す。
給食も忘れずに!
--------------- 8合目まで ------------------
森を出て感じたのは、今年は風が強いという事。
ここから先は砂礫と岩場と階段が続く。
ゆるい所は走り、階段は膝や太ももに手を付いて登る。
岩場では、足場となる所は混むので大きな岩に四つん這いでしがみつき登る。
岩場は絶好の挽回ポイント!人の後ろを付いて行っては遅れる。
野生児になって、手足を使って前へ前へ進み遅れを取り戻す!
とにかく、隙間が出来れば前へ前へと進まなければ負けだ!
ろころが!
7合目を通過したあと、岩場で膝を強打してしまった。
一気に力が抜けたが、かばいながら行っても疲れるのは同じ。
なので、痛みは無視することにした。
順調に進んでいると思ったが、7合目を過ぎて上から聞えた声に耳を疑った、
「関門~、あと15分だよ~」
まだ下の8合目にも着かないのにあと15分って。。。。。
完全に間に合わない!
今年もダメなのか!
こんなに準備してきてもまだ足りないのか!
力尽きそうになり、焦点が定まらない。
フラフラよろめきだしたのが分かった。
容赦なく強い風が吹き付ける。
それでも何とか下の8合目までたどり着いた。
??そこに関門があった・・・!
ここで、ちょっとしたミスをしていた。
7合目だと思った所が、実は下の8合目だった。
無意識に下の8合目を通過していたのだ。
8合目関門通過時間、3時間48分24秒
あと残り40分ある!ここで元気を取り戻した!
目指すは頂上!
---------------- 頂上へ -------------------
この先つまづかなければ、初の時間内完走だ!
逸る気持ちを抑えつつ、追い越しをかけて進んだ。
攻めて行かなきゃ挑戦じゃない!
そう言い聞かせて。
そして、最後の鳥居と狛犬が見えた!
ここからは歩いても間に合うが、もちろんそんな事はしない。
勢いよくフィニッシュした!
ゴールタイム、4時間23分06秒
時間内完走!
いままで走ったどのレースよりも、充実感がある瞬間だった。
----------------- 山頂での光景 ---------------------
フィニッシュ後、記念撮影をして皆に登頂メールを送った。
そして、次々に登って来るランナーを応援をした。
走れ~!走れ~!
気が付けば声を張り上げて叫んでいた。
その時の声は、誰かがYouTubeにアップしたゴールシーンの中に偶然入っていた。
そして制限時間の時。
ギリギリでアウトとなった女性がいた。
4時間30分02秒
これがレースなのだ。
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富士登山競走を走破するのに3年かかったへタレオヤジの記録、第3回です。
この先、挑戦しようと思っている人や時間切れで悔し涙をのんだ人の参考になればと思います。
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三度目の正直!負けっぱなしじゃ終われない。
2013年、富士山が世界遺産に登録されてしまった・・
喜ばしい事ではあるが、登山客が押し寄せて混雑するのでは?
と、ランナー側の勝手な言い分が頭をよぎった。
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いつものように車中泊。朝食にトイレ歯磨き。
サクサクと準備を進める。もう慣れた手際良さ。笑
隣の車の人が米を研ぎ炊飯を始めた。
「これからですか?」 思わず聞いた。
「うん、5合目コースだから」
富士山は初めてというその人は完走できたのだろうか?
------------------ スタートから馬返し ----------------------
なんとなく緊張していたのか、スタート前の写真を撮り忘れた!
そしてスタート!恒例の掛け声、この年はタニマリさん!
エイエィ・・・がんばるゾー!????
あれれ・・・タニマリ!そこはエイエイオー!でお願いしたかった。
拍子抜けでスタートした3回目の挑戦!
今回の作戦はこうだ!
とにかく馬返しまでは走り続ける。通過タイムは1時間以内を目標に!
給水は必ずとる。
前回の失敗から身軽にするため、空のペットボトルにスポーツドリンク粉末を入れて背負って登る。
結果、1時間07分42秒
かなり焦った!
----------------- 五合目まで -------------------
5合目までの目標タイムは2時間以内。
山道は坦々と早歩き、坂が緩やかな所は必ず走る。
人の後は付いて行かないで、険しい道でも空いていればそこを進む。
その結果5合目通過タイムは、2時間09分47秒
なんとなく取り戻した感があった・・が、ここで安心しない事。
5合目の給水で、ペットボトルに半分だけ水を入れてもらう。
軽くするため、満タンにせず給水所ごとでこれを繰り返す。
給食も忘れずに!
--------------- 8合目まで ------------------
森を出て感じたのは、今年は風が強いという事。
ここから先は砂礫と岩場と階段が続く。
ゆるい所は走り、階段は膝や太ももに手を付いて登る。
岩場では、足場となる所は混むので大きな岩に四つん這いでしがみつき登る。
岩場は絶好の挽回ポイント!人の後ろを付いて行っては遅れる。
野生児になって、手足を使って前へ前へ進み遅れを取り戻す!
とにかく、隙間が出来れば前へ前へと進まなければ負けだ!
ろころが!
7合目を通過したあと、岩場で膝を強打してしまった。
一気に力が抜けたが、かばいながら行っても疲れるのは同じ。
なので、痛みは無視することにした。
順調に進んでいると思ったが、7合目を過ぎて上から聞えた声に耳を疑った、
「関門~、あと15分だよ~」
まだ下の8合目にも着かないのにあと15分って。。。。。
完全に間に合わない!
今年もダメなのか!
こんなに準備してきてもまだ足りないのか!
力尽きそうになり、焦点が定まらない。
フラフラよろめきだしたのが分かった。
容赦なく強い風が吹き付ける。
それでも何とか下の8合目までたどり着いた。
??そこに関門があった・・・!
ここで、ちょっとしたミスをしていた。
7合目だと思った所が、実は下の8合目だった。
無意識に下の8合目を通過していたのだ。
8合目関門通過時間、3時間48分24秒
あと残り40分ある!ここで元気を取り戻した!
目指すは頂上!
---------------- 頂上へ -------------------
この先つまづかなければ、初の時間内完走だ!
逸る気持ちを抑えつつ、追い越しをかけて進んだ。
攻めて行かなきゃ挑戦じゃない!
そう言い聞かせて。
そして、最後の鳥居と狛犬が見えた!
ここからは歩いても間に合うが、もちろんそんな事はしない。
勢いよくフィニッシュした!
ゴールタイム、4時間23分06秒
時間内完走!
いままで走ったどのレースよりも、充実感がある瞬間だった。
----------------- 山頂での光景 ---------------------
フィニッシュ後、記念撮影をして皆に登頂メールを送った。
そして、次々に登って来るランナーを応援をした。
走れ~!走れ~!
気が付けば声を張り上げて叫んでいた。
その時の声は、誰かがYouTubeにアップしたゴールシーンの中に偶然入っていた。
そして制限時間の時。
ギリギリでアウトとなった女性がいた。
4時間30分02秒
これがレースなのだ。
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タグ:富士登山競走
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